家族性高コレステロール血症の予防にもオメガ3

年齢を重ねても脂っこいものを好んでたくさん食べたり、適度に運動をしないでいると血液がドロドロになって高脂血症になることがありますが、若いころからコレステロールや中性脂肪の値が高くて何をしても下がらない場合は遺伝的なものが考えられます。特にLDLコレステロールが高い家族性高コレステロール血症というものがあります。それは生まれつきLDL受容体に欠陥があって脂肪内に受け取ることができずに血液中にLDLコレステロールが多く含まれてしまう病気です。家族性高コレステロール血症は両親の片方からだけでも遺伝します。この病気になると血清コレステロールの値が250mg以上になって脂肪がたまってアキレス腱が太くなったり、皮膚に隆起が見られたり、目に角膜輪がみられることがあります。中には値が2000mgを超える場合もあり、その時は食事療法や運動療法が必要になります。
しかしいくら遺伝性のものでも、そのままにしておくと血液がドロドロになって血流も悪くなります。そして血栓ができて心臓や脳付近の血管が詰まると突然死を招くことにもなるので、日常的に偏った食事や運動不足、飲酒、喫煙、過度なストレスなどのリスクを避けることが必要になります。
食事の中では脂肪分の多いものは極力避けることが大切ですが、不飽和脂肪酸は摂取する必要があります。常温で固まらずに体内では常に液体の状態でいる不飽和脂肪酸の中でもオメガ3脂肪酸は血液をサラサラにする働きをしてくれます。マグロやブリ、イワシ、アジなどの青魚、荏胡麻油、亜麻仁油、クルミ、ナッツ類、チアシードにオメガ3脂肪酸は含まれています。オメガ3脂肪酸は加熱に弱いので、できるだけ魚なら刺身で、油類もスプーンでそのまま摂取するという方法が望ましいのです。煮魚の場合でもオメガ脂肪酸が流れ出た煮汁も一緒に摂取できるように薄味仕立てで作るとよいでしょう。イワシの場合は1日に2尾、荏胡麻や亜麻仁油の場合はスプーン1杯程度、クルミやナッツも食べ過ぎには注意をしながら毎日摂取できると血液がドロドロになるのを防ぐことができます。このような食品がとりにくい時にはオメガ3のサプリメントを利用することもできます。
オメガ3脂肪酸はコレステロールも中勢脂肪も減らす効果がありオメガ3脂肪酸エチルを成分とする薬品を高脂血症の治療薬として使用されています。遺伝性の家族性高コレステロール血症でも、少しでもリスクを下げることで健康な生活を送ることができるのです。

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